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リースバックについて
東京都台東区にてファクタリングによる資金調達をお手伝いしているファクタリング プロです。
中小企業の経営者様や社長様より、資金調達に関するご相談をいただきます。
資金調達のことでお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ファクタリング プロではファクタリング以外に、車両などの動産のリースバックも取り扱っております。
今回のブログでは、ファクタリング プロのリースバックについての説明と、リースバックを検討する時はどういった時であるか、またその注意点について説明をさせていただきます。
最初に、リース及びリースバックの概要について説明させていただきます。
リースとは
リースとはリース会社が、企業(ユーザー)の選択した機械や設備を比較的長期間に渡って賃貸する契約のことを指します。
リースの種類
リースには、オペレーティングリースとファイナンスリースとの2種類があります。
オペレーティングリース
オペレーティングリースは、契約期間に応じたリース料を支払い、期間終了後、リース会社に資産・物件を返却します。
いわば「レンタル」であり、実際に所有している訳ではないので、会計上は資産として計上する必要もなく、リース資産の修理・保守等も貸主であるリース会社が行います。
また、契約途中での解約が認められています。
契約終了後はリース会社に資産を返却するため、ファイナンスリースよりも支払総額が少なくて済みます。
ファイナンスリース
ファイナンスリースは、リース期間中に資産価格の全てを払い終えなければ解約することが出来ません。
つまりリースでありながら、実態はお金を借りて資産を購入し、それを使用しながら返済するといった状態です。
また、破損してしまった際の修理費用等は、借主が負担する必要があります。
ファイナンスリースは資産を所有していることと同じであり、購入した場合とほとんど変わらないため、会計上もリース資産として処理されます。また、リース期間終了後に所有権が移転するかどうかで、「所有権移転ファイナンスリース」と「所有権移転外ファイナンスリース」に分かれます。
リースの会計処理
リース契約を行った時及び、月々のリース料の支払い時の会計処理について説明させていただきます。
(例)
メーカー小売価格:1,800,000円
リースを組んだ時の支払総額:1,980,000円(※55,000円を36回で支払う場合)
- オペレーティングリースの会計処理
- リース料 55,000円 現金 55,000円
- ファイナンスリースの会計処理
- 1:リース契約時の会計処理
リース資産:1,800,000円 / リース債務:1,800,000円
2:月々のリース料支払時の会計処理
リース債務:50,000円 / 現金:55,000円 / 支払利息:5,000円
3:決算時の仕訳
減価償却費:600,000円 / リース資産:600,000円
※1,800,000円(リース債務)÷36ヶ月(リース期間)×12ヶ月(事業年度)
リースバックとは
リースバックとは所有している資産(動産)を売却し、そのままリース物件として賃借するリース方式の契約のことを指します。ファクタリング プロでは、車両や什器などの動産が対象となっております。
リース契約終了時には、動産を買い戻すことを前提とした契約となります。
※当社は不動産のリースバックのお取り扱いはいたしておりません。
リースバックを検討するときはどのようなときなのか
企業が資金調達を行うにあたり、リースバックを検討する優先度は低いと思われます。
リースバックにはメリットもありますが、デメリットもあります。
資金調達の方法として最初に考えるのは融資、その中でも創業間もないといった場合は日本政策金融公庫の創業融資を考え、その後、銀行の融資、そしてノンバンクのビジネスローンの順番で検討することが多いかと思います。
ほか、短期的な資金使途や、銀行融資までの繋ぎ資金の際はファクタリングが有効です。
銀行等の融資が受けられず、ファクタリングを利用するための売掛債権がないが、車両や什器などの動産がある場合にはじめてリースバックを検討することになると思います。
リースバックのメリット
リースバックのメリットは、資産(動産)を売却することにより資金調達ができ、尚且つその動産をリース契約としてそのまま使用することが出来る点です。
また、ファクタリングと同様に資産の減少、すなわち資産のオフバランス化に繋がります。
※ファクタリングの場合は、売掛債権(流動資産)の減少となりますが、リースバックの場合は動産(固定資産)の減少によるオフバランス化に繋がります。
リースバックのデメリット
リースバックの場合、資産(動産)の売却価格が市場価格よりも安くなりがちです。
リースバックをすることでまとまった金額の資金調達が可能となりますが、今まで支払う必要のなかった月々のリース料金が発生します。
また、資産(動産)が故障などした場合の修理料金や、メンテナンスにかかる料金はユーザーで負担することになります。
ファクタリング プロのリースバック
当社のリースバックは動産が対象となりますが、その中でも流通性の高い動産が対象になります。
当社にお申込みされる方の中には、業務用の冷蔵庫や、専門性の高い機械などのリースバックを依頼される方もいますが、そのような動産のリースバックはたとえ価値の高い物であってもお受けすることが難しくなってきます。
理由は、月々のリース料金が払えなくなり延滞となった場合、動産を売却しなければならなくなりますが流通性の低い動産は売却することが困難であるからです。
では流通性の高い動産とはどういった物になるかということですが、やはり車両になります。
車両が流通性の高い動産であることは言うまでもありませんし、当社にお申し込みをされる大半の方が車両のリースバックを希望されています。
また、当社のリースバックの場合、リース契約が終了と同時に買戻しとなり、所有権がユーザーに戻る形となります。
車両のリースバックの審査から契約までの流れ
ファクタリング プロにリースバックを申し込みされてから、契約までの流れについて説明させていただきたいと思います。
最初に書類審査をさせていただきます。
必要書類は、決算書、通帳の写し、金融機関の借入契約書、税金・社会保険の納付状況のわかる書類、車検証となります。 ※そのほかにも、審査の途中で追加書類が必要となる場合がございます。 ファクタリング プロのリースバックは、MEDSグループのノンバンクが保証会社となり、信用情報を見させていただくこととなります。
書類審査が終わると、対象となる車両の市場価格を調べた上で現物を見させていただくこととなります。
現物を見させていただいた上で、査定金額をご提示させていただきます。
査定金額で納得いただいた場合は、契約手続きをさせていただき、終了後にご送金させていただくこととなります。
ファクタリング会社でリースバックの取り扱いを行っている会社は少ないかと思いますが、当社はグループ会社にノンバンクがございますので、そのノウハウを生かし対応させていただいております。
当社ではファクタリングだけでなくリースバックのご相談も承っております。
お気軽にお問合せ下さい。